タイの社会保険、老齢年金の積立ってどうなってる?

出社したら机の上に見覚えのない書類が置いてありました。金額が書いてあったので「え!ボーナス?」と喜んですぐ、「いや時期違うな」と冷静になり開いたところ、社会保険にある年金制度に関するお知らせでした。

タイ、社会保険、年金制度ってどうなってる?

毎月給与から天引きされる形で750THBを支払っています。この支払いは大きく3つの用途に充てられており、健康保険、老齢年金、失業保険に区分されます。

健康保険

予め指定した病院での治療のみ賄われるものです。実際には社会保険のみならず民間の保険を会社全体で掛けている会社もありますので就労企業と要確認です。

老齢年金

今回の本題です。日本の年金制度のようなものですがいくつか条件があります。

・180か月(15年)以上の加入が必要

・納付期間が15年以下の場合一括で受け取り

・満55歳から支給開始(無職の場合)

 

積立金額はどうやって把握する?

今回の書類はまさにこれでした!但し2016年までの積立金額が記載されており、当然の如く0です。同じタイミングで勤務開始した同僚には来ておらず、何故私は受け取ったのか、不明ですがとりあえず受け取っておきました。

現地採用で年金を積み立てても帰国してしまう、、掛け捨てになるの?

2017年1月適用の新規定で、「社会保障協定締結国の外国人」については、老齢年金の支給開始年齢(55歳)に限らず今後タイに居住する予定がない旨の宣誓書、ビザ、ワークパーミットキャンセル証明書、タイ出国時の航空券を提示と支払済保険料と同額程度の返金を受けることが出来る、とされました。しかし現時点で該当する国はなく、日本も未締結状況です。従い今は帰国まで積み立てても掛け捨てという状態になってしまいます。