タイでは受入側、として入社面接に臨むことがあります。海外生活では想定していなかったことが起こる、なんてよく言いますね。今回は「国を超えた転職活動も然り」ということをお伝えしたいと思います。
日本からタイへ就労する場合
1. VISAが取れない
VISAを発行する際には受入側企業(VISA発行企業)が既に決まっている必要があります。従い事前に手続きすることは出来ず、採用→VISA発行というケースが多いです。そこで発覚する「VISA取れない問題」。どういった場合にこの問題が発生するのか?
- 過去の就労企業が多岐にわたる
- 過去の就労企業が就労歴を証明してくれない
大きくこの二つです。日本以外の国での就労経験がある場合に、就労歴証明書を発行しないという国もあるそうです。結果的にVISA発行に必要な書類が揃わないという状況が発生してしまいます。
2. 思わぬアクシデントが発生する
海外転職となると引越しを始めとしたインフラ整備、日本の家の引き払いなど準備に少なくとも1ヶ月は要します。その間に自分でも予期していなかったことが起こり転職を断念されるケースもあります。
タイ国内で転職する場合
1. VISAの手続きに時間を要する
タイの方とご結婚されていた時期があり家族VISAで滞在していた、過去の就労企業を離れる際にきちんとVISAキャンセルが為されていない、など等。。個々人の事情によりますが受け入れ側も予期せぬVISA状況だった為、新就労企業でのVISA発行手続きに時間を要するケースもあります。せっかく就労先が決まったと思っていてもVISAが整っていなければ働けませんから事前に人事部ともすり合わせて置くことが重要ですね。
2. 直前でキャンセルされる
これはどちらかというとタイ人の方を採用した際に発生しがちなケースです。タイでは転職すること自体全く珍しくなく、数年単位でよりよいポジション、給与を求めて転職する方が多いです。内定をもらい、双方合意まで整った段階でも、転職活動を続けており最終的に他の企業への就労を決める。なんてケースが意外と少なくないのです。
先日「前日キャンセル(日曜日夜)」なんてことが起こり個人的にはびっくりしてしまいましたが、タイの方々は動じません。むしろ「働き始めて色々なことを教えた後ですぐ去られるよりは最初から入ってこないほうがいい」となんともごもっともなコメントが瞬時に出てきました!
人生の中でいくつか心に残るシーンや言葉があります。それが増えていくことは凄く嬉しいこと。今回のこの言葉も「困ったときにすぐ前向きに捉えるタイ人の気の持ちよう」をずっしりと感じたいい体験となりました。
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