あまり株関連更新出来てませんでしたが、継続的にタイ株には投資しています。今は全体的にタイ株価指数は頭打ち感が出て来ており、18年1月につけた最高値1852バーツから比べると先週終値は1,634バーツとなり、既に11.7%下落しています。
アメリカの利上げに伴って、投資資金がタイからも流出していることが一つの原因ですが、GDPの指標等を見ると、タイの景気自体は足元年初想定より良好なので、下がり過ぎたところは順次狙っていきたいところです。
今日はそんな中、貸付・リース等を主に取り扱っていて好調な大手企業を紹介します。
TISCO : TISCO FINANCIAL GROUP PUBLIC COMPANY LIMITED
TISCO社は1969年にタイで最初の投資銀行として誕生しています。TISCOは当初つけられていた企業名である「Thai Investment and Securities Company Limited」から来ています。TISCOは消費者金融・企業への貸付・通常銀行業務・プライベートバンキング等を行なっている企業です。
タイではGDPに対する借金の比率が約80%に達していますが、2015年をピークにして若干下がって来ている状況です。そんな中同社にとって、プラスの要因なのが、自動車販売台数の増加です。
今年は昨年に比べて自動車全需は良好に推移しており、今年は2013年以来、100万台を達成する勢いで販売台数が増えています。
そんな中で、TISCO社の商品である自動車ローンについても件数を伸ばしているのではないかと推測しております。
17年実績:
- 消費者ローン:貸出金額は増えており、金額ベースでは16年から17年の1年間で27.6%の伸びとなっています。
- 住宅ローン:16年比20倍の貸出金額となっており、17年より力を入れているセグメントです。
- 自動車ローン:16年比6.4%減。(18年は自動車販売台数増に応じてよくなって来ていると予想。)
財務データ:
総資産は14年比減となっていますが、純利益はこの4年間で43%も増加。優良な資産を積み上げて来ていることが想定できます。
今後の予想
タイの景気上振れに合わせて、今後とも優良な債権を積み上げていくことが予想されます。同社はタイの中ではマーケットシェアは多い方ではないですが、自動車分野での地名度は高くなって来ているため、今後も業績を上げて来るのではないでしょうか。足元では株価も高い水準をキープしています。
(注):投資はあくまでも自己責任でお願いします。
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