今回はタイの電力関連銘柄をまとめてみました。火力発電を行う企業から、太陽光発電を中心とした企業まで探してみました。
タイ株サマリー 電力関連
EGCO : ELECTRICITY GENERATING PUBLIC COMPANY LIMITED
EGCOグループは1992年5月12日にタイ発電公社(EGAT)によって設立されたタイ初の独立発電会社です。1994年3月23日、EGCOグループは上場会社に転換され、1995年1月16日にタイ証券取引所(SET)に上場されました。現在でもEGATが25.41%の出資割合を持っています。EGCOグループの主な収益源は、タイおよびアジア太平洋地域にある子会社およびジョイントベンチャーからの配当収入によるものです。主な子会社は、電力事業またはその他発電事業および流通事業のいずれかの事業を行っています。
EGCOグループは現在、タイ、ラオス、フィリピン、インドネシア、オーストラリアのアジア太平洋地域の5カ国で26拠点の発電所を運営しています。
ホームページ:EGCO
RATCH : RATCHABURI ELECTRICITY GENERATING HOLDING PUBLIC CO.,LTD.
RATCHは、2000年3月7日に設立されたタイの独立系発電会社です。一方で、タイの発電会社(EGAT)が45%の持分を保有しています。化石燃料を使った発電に加え、再生エネルギーでの発電にも力を入れております。現在6495MWの電力容量を保有しています。また同社は中国・ラオス・インドネシア・オーストラリアなど国外の電力案件にも投資しています。収益は非常に安定的に推移していますね。
ホームページ:RATCH
SPCG : SPCG PUBLIC COMPANY LIMITED
SPCGパは、タイの証券取引所に上場しているソーラーエネルギー関連企業です。 SPCGはタイ・ASEAN各国でのソーラーファーム・ソーラールーフ開発のパイオニア企業です。現在、同社はタイで36箇所のソーラーファームを開発し、合計発電容量260MWを誇ります。ROAも15%に迫る高収益企業になっています。
ホームページ:SPCG
BANPU : BANPU PUBLIC COMPANY LIMITED
Banpu社は元々タイで石炭の採掘事業を行っている企業ですが、タイ、インドネシア、中国、オーストラリア、ラオス、モンゴル、シンガポール、日本、米国等の海外でも積極的に石炭採掘、発電、代替エネルギー分野で事業を展開している企業です。2015年には資源価格が下落したため、一旦赤字に転落していますが、16年に黒字転換した後、ROAは10%弱まで回復してきています。
ホームーページ:BANPU